幼児教育の世界では「子どもは環境で育つ」と言われています。
私たちの考える"保育環境"とは、お部屋や園庭・人的環境など
園生活で子どもを取り巻く全てのものを総称しています。
あいりん幼稚園の保育環境はヒューマニズム(人間らしさ)とナチュラリズム(自然主義)によって成り立っています。
@ヒューマニズム(人間らしさ)
「人間の本来あるべき姿って何だろう?」そんなことを長く考えたことがありました。
"何かしてもらった時、ありがとうが言える"
"悪いことをした時はごめんなさいと言える"
"困った人がいたら助けることができる"
世界中の誰もがこんな気持ちを持つことが出来れば戦争なんて起こりません。
私達はこんな気持ちを育む場所が幼稚園だと思っています。
先生が子どもに「人間らしさ」を伝えるには「言葉」で伝えるというやり方と「態度」で伝えるというやり方があります。
"人が当たり前に人を大切にできる"
"何かをしてもらうことより、何かをしてあげることを大事にする"
"自分がして欲しいと思ったことはまず自分が他人にする"
子ども達にこんな気持ちを持って欲しいからこそ、あいりん幼稚園はこのような気持ちで溢れた先生が「態度」で伝える保育環境を整えています。
Aナチュラリズム(自然主義)
人間は"人の世界"の中だけで生きているわけではありません。言い換えれば、人間は自然界の一部で生きているわけであって、文明や電化製品によって生きているわけではないということです。よく言う「肌で感じる」という力は自然の中でしか培えないのです。自然の中で生きていることを本能的に理解しやすいのは間違いなく幼児期です。この時期に自然と触れる機会を多く持っていかなければ、大人になった時に本当の意味で自然を大事にすることはできません。そういった人間が一人でも多く増えることは私達の暮らす地球にとって良いことでしょう。だからこそ、私たちの保育環境の中心には"ナチュラリズム"が存在するのです。